今回は Firenze 経由でイタリアマルケ州のリゾート地 San Benedetto del Tronto に行ってきました。さてその道すがらの出来事。

Firenze の Santa Maria Novella 駅で一緒に行く同僚と待っていると乗る予定の電車は何と25分遅れの表示。Bologna で22分待ちで乗り換える予定なのでとても間に合いません。それでどうするか？同僚は驚いた事に窓口で次の電車に乗る手続きをしました、その電車は20分以上後なのでダイア上は乗り継ぎできない電車です。でも取りあえず出来るだけ早くBologna に行く事にした様です。さて Bologna に着いてみると、彼のもくろみ通り、乗る予定の電車は10分遅れで来るではありませんか。おかげで無事乗り継ぎが出来て目的の San Benedetto del Tronto に予定の20分遅れ(！)で到着しました。

さてその同僚に、何故間に合わないはずの電車に乗り換えようと思ったのかと聞くと、曰く、同じ方面の電車だから一つ遅れれば皆遅れると思った、そうです。普段から定時に運行している電車に乗り馴れているとそんな発想は出てきませんね。イタリアでは電車は遅れるのが常だと見えて遅れる事を前提とした行動パターンが出来ているのですね。

実際この２週間中に Roma から Marseille に帰る飛行機が 1時間以上遅れ、Avignon から Marseille に戻る TGV も1時間半遅れて、今回 Firenze から Bologna が25分以上、Bologna から San Benedetto del Tronto が10分(到着は20分)遅れとなると、ヨーロッパの交通機関は遅れるのが当然と思わないといけない様です。日本の時間に正確な交通機関に慣れているとちょっとビックリで、どう対処したら良いかもとっさに分からないですね。