月別アーカイブ: 2013年11月

フランスにも錠前屋はいる

やってしまいました!鍵の閉じ込み!

こちらの家の鍵は日本と違ってドアを閉じると自動的にかかります。つまり鍵を持たずに家から出てドアを閉めてしまうともう家には入れません!うっかりこれをやってしまいました。家族が居るなら家族が帰ってくるまで待てば良い訳ですが一人暮らしだと完全にアウトです。

慌てて同じ建物の一階のカフェのおじさんに泣きつきました。ネットで探してもらったところ、幸いにして日曜も営業している業者があるとの事(今日は日曜日です、最悪!)早速電話してもらって30分後に錠前屋に来てもらいました。この時はフランスにも錠前屋があって良かったとつくづく思いました。日本と同じサービスが必ずフランスにある訳ではないですからね。

さて錠前屋が来ると最初はドアの隙間にプラスチックの板を差し込んで、それで鍵を開けようとしていました。こちらのドアは内開きなのでそんな事が出来るのですね、日本のドアは外開きなので外からそんな事をしても開きません。ですが暫くやってみて上手くいきません。結局ドアの脇にドリルで穴をあけて、そこからドラーバーを突っ込んで開けてくれました。これもドアが内開きだから出来る方法ですね。

さて家に入って、当然鍵の閉じ込みを装った泥棒ではない事を証明する為の身分証の提示位は求められるものと思っていましたが、そんな事は何もありません!ただ料金の請求書に署名しただけです。そんな事ってありですか?フランスってこんなもんなんですね!日本で鍵を無くした事が無いので日本での状況は知らないのですが、余りにも簡単すぎますね。

最後に料金が150ユーロもして結構高いなと思いましたが、上記の様に泥棒だった場合にそれを助けたとして訴えられる場合に備えての保険もかかっているのかなというのが推測です。もしそれすら無いとしたら何ともお気楽な錠前屋ですね。

街が遊園地

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フランスの子供は普段遊園地で遊ばない様です。街の中心 Place du Génétal du Gaulle にメリーゴーランドが一つありますが、それ以外に遊園地があるという話も聴かないし、Euro Disneyland は不振だそうです。

ですが、クリスマスのこの時期、Marseille の街中は遊園地になります。街角の広場には特設のメリーゴーランドやその他の遊具が突然現れ(中にはフライトシュミレーターみたいなものもあります)港には観覧車が姿を現します。そしてお約束は屋台の夜店。日本と同じ様にりんご飴や綿飴を売っている店や UFO キャッチャーや輪投げまであります。

普段は遊園地なんかに行かないけれど、年一回のお祭りの時だけ遊園地を楽しむ、って言うのがフランス流なんですね。画像画像画像画像画像

Santons 人形市

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港の近く、Place du Génétal du Gaulle で Santons 人形市が開かれています。

最初外からパッと見夜店の様に見えたのですが、中に入ってみると人形屋さんが並んでいます。これは何かな?と入り口の上の方を眺めると Foire aux Santons と書かれています。そうですMarseille では Sanntons 人形市が開かれています。

Santons 人形は Provence の伝統で、フランス革命の時から作られているそうです。なんでも、教会でのミサや宗教行事を禁止され、各家庭でこっそりとクリスマスのお祝いをする為に「小さな聖人」という名前の土の人形を飾り始めたのが始まりだそうです。貧しい羊飼いや農民など Provence 地方で暮らす様々な村人たちの中にマリア様やロバ、羊などの登場人物を紛れ込ませたそうです。

一口にクリスマスと言ってもフランス全土で一様ではなく、Provence には Provence の伝統があるのですね。

Bordeaux 旅行その2、ワインの品質/値段は2倍の差~ワイン流通業者はちゃんと仕事をしている~

今日はツアーに参加して Saint-Émilion に行ってきました。そして、昨日今日で経験した結果は現地で買うとワインの値段は二倍以上のばらつきが有るという事です。

ツアーに参加したので自由時間は限られていましたが Saint-Émilion で入ったワインショップでは良いワインが非常に安く売られていました。ツアーで一緒になった日本人のグループも美味しい Pomrol のワインが安く買えてとても喜んでいました。実際、日本で買うと5,6千円以上すると思われるワインが30ユーロ弱で買えてとてもお得な感じがしました。問題はその後です。ツアーでその後ワイナリーに連れて行かれたのですが、そこでのワインはお世辞にも高級ワインとはいえない代物でした。なのに値段は20ユーロ台後半で Saint-Émilion のワインショップで 12ユーロで売られていたワインの方が美味しいと思うものでした。

晩ご飯も今日はちゃんとしたところで食べ、フルボトル一本24ユーロのワインを頼みましたがとても美味しく頂きました。昨日ファミレス的な所でハーフボトル一本12ユーロだったのは何だったのでしょうか?昨日飲んだワインは日本の感覚でレストラン価格で一本3200円ならこんなもんかと思ったのですが、今日はフルボトル24ユーロで遥かに美味しいワインが飲めました。日本でレストラン価格なら5,6000円するかなという感じです。昨日のワインは何だったんでしょう?

日本でワインを飲む時も Marseille で飲む時も、値段と品質はだいたい比例すると思っていたのですが(当然日本で飲むとフランスで飲む2倍の値段です) Bordeaux に来てそんな事は無い事が分かりました。好いワインとどうでもいいワインが同じ値段で売られています。それが流通業者を通すと品質と値段が比例するのは流通業者がちゃんと品質に合った値段を付けているのですね。

現地で買えば必ずしも安い訳ではないというのは良い経験でした。

Bordeaux 旅行〜初日食事敗戦記〜

さてこの週末は月曜に掛け三連休なので早速ボルドー旅行に来ました。

先ず着いて空港から街までの交通手段です。「地球の歩き方」には Jet Bus を使う様に書いてありますが、Jet  Bus に乗ると街の中心から離れた St-Jean 駅に連れて行かれます。二つ隣のバス停からです1番のバスに乗ると街の中心の Quinconces に連れて行ってもらえます。かかる時間は「地球の歩き方では」によると Jet Bus では45分だそうですが、1番のバスでも1時間弱で着きます。頻度も、Jet Bus は45分おきにしか出ませんが1番のバスは1時間に3本あります。総合的に考えて1番のバスの方が便利でしょう。

さて、今日は午後の飛行機でマルセイユから飛んで来たのでボルドー市内に着いたのは夕方でした。なので観光は出来なかったのはしょうがないとして、晩ご飯で失敗しました。

夕方にホテルのフロントでお薦めのレストランを教えてもらって7時過ぎに行ってみると8時からだといわれました。それであちこち歩き回りながらレストラン街の方に行って(薦められたレストランはレストラン街ではありませんでした)明日、明後日どこに行こうか考えて回ってい時間を過ごしました。そして8時に当該のレストランに行ったところ、いきなり7 割位の席が空いているにもかかわらず「いっぱいだ」と断られました。何とそのレストランはお一人様お断りだったのです。マルセイユで何回かそんな事があったのですが、久しぶりにやられました。だったら7時に行った時に「お一人様お断り」とはっきり言ってくれればいいのに不親切です。

さてその後が大変です、 先ほど歩き回って目星をつけていたレストランの半分は既に満席です。入り口に立って店員の顔をみた瞬間に「いっぱいです」と断られます。問題は残りの半分です。店内を覗くと半分位の席が開いているにもかかわらず「いっぱいです」と断られます。酷い場合には、最初店に入ると「今日はどういたしましょう」と声を掛けてくるにもかかわらず、「一人です」と伝えると突然笑い出して「ハッハッハ、いっぱいです」と沢山席が空いているにもかかわらず笑いながら言います。どうも「お一人様お断り」の店が多い様ですね。

ボルドーは観光都市ではないのか Traveller Friendly では無いですね。前に行った観光都市のニースなんかではどこのレストランも一人で入れてくれたのに。

日本では一人で美味しいものを食べに行くのは別に珍しい事じゃないのに、フランスではカップルか家族じゃないと駄目なんですね。独身差別ですよね。

結局日本でいうところのファミレスみたいな大型店で食べるはめになりました。料理は大きなステーキが15ユーロで、ワインはコートドゥブールのハーフボトルが12.5ユーロでした。もっと高いワインも有ったのですが、料理とのバランスが悪いので頼む気にはなりません。どちらもこんなもんだろうなという感じの味で特に美味しくはありませんでした。まあ日本でハーフボトル1250円のワインよりは美味しかったですが。但し、物価の感覚は1ユーロ100円なのでそう思った時に値段相応だという事ですが。自民党政権は輸出産業のいう事だけ聞いて、輸入産業や消費者のいう事は聞かないので過度な円安になってますからね。(フランスではクロワッサン一個1ユーロですが、100円だと思うと納得しますが133円では高すぎますからね。)

明日は早い時間から夕食を食べに出て、今日本当に満席で断られた店に行ってみたいと思います。

三連休

明日から三連休です。

例によって例のごとく直前になるまで気が付かなかったのですが(今回は一週間前に気が付きました)明日11/1日(金)は諸聖人の日で祝日です。それで三連休になります。さすがに一週間前に気が付いたのでは予定が立たないのでどこにも出旅行へは行きませんが、実は来週末も三連休です。11/11(月)が第一次大戦休戦記念日で(何故か戦勝記念日ではないんですね) 、週末から月曜にかけて三連休です。ここはしっかりボルドー旅行の予定を立てました。

今年はフランスでは月曜日が祝日になる事が多くて三連休が多いですね。国民の祝日に関する法律なんてものが無くてもちゃんとバカンスには行くのがフランス人、この連休もみんな有効に利用しているんでしょうね。