カテゴリーアーカイブ: Marseille 生活

マルセイユでは日曜もお店が開いてます。

今フランスでは小売店の日曜営業を認めるかどうかがホットな話題になっています:

http://news.nna.jp/free_eu/news/20141017frf004A.html

よく知られている様にフランスでは基本的に小売店の日曜営業は禁止されていて、パリでも殆どの有名店が休みです。

ところが、マルセイユの中心部は例外として小売店の日曜の営業が認められています。なので、パリの Galeries Lafayette は日曜は休みですがマルセイユの Galeries Lafayette (二店有るのですが両方とも)日曜に開いています。

これについてテレビの France2 で先日レポートしていました。

最初に紹介された店では日曜営業を始めて売り上げが大幅に伸びたということで日曜営業が出来てホクホクという感じでした。二件目に紹介された所ではあまり売り上げは変わらなくて意味が無いと言ってました。Galeries Lafayette も入っている中心部のショッピンモール Centre Bourse のお店では、日曜日は全然お客が来なくて商売あがったりだ、と言っていました。

実際に試行されているところでも賛否両論が有るようです。

さて、この日曜営業フランス全体で認められる日が来るのでしょうか?

Bouillabaisse は試すべきか?

Marseille の名物の一つに bouillabaisse があります。せっかく Marseille に来たら食べてみたいと思う方も多いと思います。そこで経験者のコメントです。

先ず、Vieux Port 界隈の観光客向けレストランで20ユーロ以下で食べられる bouillabaisse は決して食べてはいけません!はっきり言って不味いです。昔サイゼリヤで食べたブイヤベースの方が余程美味しかったと思います(味の系統は根本的に違います)

さて問題はもうちょっと良いところで食べたらどうかということです。

以前に紹介した Le Goût des Choses では bouillabaisse 風鱈のスープが出ていたことがありました。それはとても美味しいものでした。もう一回食べたいと思っているのですが残念ながらメニューを変更して無くなってしまいました。また登場するかもしれません。

で、今回は地球の歩き方でも紹介されている Les Arcenaulx で食べてみました。結果は普通に美味しかったです。問題は値段です。

このお店では魚のグリル等が20ユーロ台前半で出て普通に美味しいです。それが bouillabaisse は30ユーロします。20数ユーロで美味しいお魚が食べられるお店でわざわざ30ユーロも出す価値があるかはちょっと疑問です。

さて、もっと美味しい?bouillabaisse を食べたいと思うとやはり地球の歩き方で紹介されている Le Miramar があります。ここではとても美味しい魚料理が30ユーロ前後で食べられます、そしてこの店は本当の bouillabaisse を宣伝しています。ところが、ここで bouillabaisse を頼むと何と 63ユーロもします。さすがにそんなお金を出すなら前菜、メイン、デザートと頼んだ方が遥かに良いと思うのでここで bouillabaisse  は食べたことが有りません。もしかしたら感動的に美味しいのかもしれませんが、30ユーロ前後でとても美味しい魚が食べられる店で、たかが bouillabaisse に倍の値段を出す価値があるのでしょうか?

こういう経験をして来ると、果たして Marseille に来たからと言って bouillabaisse を是非食べるべきだとは言えなくなるのですがどうでしょう。幾ら高くても名物の bouillabaisse を食べておきたいと思いますか?

Marseille の音楽事情

先ずは当然 Opéra です。画像

外観は写真の様に小さくてここで本当にオペラが出来るのかな?と思いますが、舞台は十分広くてちゃんとしたオペラが上演されてます。その分客席は少ないのはしょうがないでしょう。公演のスケジュールは Opéra のサイト http://opera.marseille.fr/en で公開されています。お得な情報としては、開演一時間前にオペラ座左側の壁にある安売り券売り場に行くと

画像

一番安い席を13€で売ってくれます。私もこれで通っています。

日本ではオペラを見る機会が少ないので Marseille 滞在中に通ってみてはどうでしょうか。

また、このオペラ座のオーケストラは定例のオペラや演奏会のみでなく、時々 Église Saint-Miche で無料のバロックコンサートを開いています。これも是非行く価値があると思います。

次に毎週末サロンコンサートを開いている場所があります(ちゃんとしたホールではなく本当にサロンコンサートです)今期の日程と会場(これはいつも同じ)と時間の演奏団体の案内を載せておきます。画像

この演奏会では、少人数ながら色々な分野の音楽を紹介してもらえます。

もう一つ、Saint-Victor 修道院では毎年 Festival de Musique à Saint-Victor という演奏会のシリーズを開いています。何故かサイト http://saintvictor.chez.com/ は2012年で更新されていないのですが今年もありました。これは入場料28€をとられてちょっと高いです。

日本ではオペラの上演も少ないし、サロンコンサートの様な物もあまり無いので、Marseile に来る機会に通ってみてはどうでしょうか。

Marseille のレストラン

マルセイユで行って価値があると思うレストランを幾つか紹介します。

先ず地区として押さえておくべきは Motre Dame du Mont です。地球の歩き方では Vieux Port 周辺のレストランしか紹介していませんが、Motre Dame du Mont(地下鉄で行けます)も押さえておくべきレストラン街です。沢山レストランがあって紹介しきれないのですがそこから二店ほど紹介します。

先ず日本の定食屋「おかあさん」です。画像

前にも紹介しましたが、こちらでポピュラーな寿司以外の日本食、特に普通の定食が食べたくなったらお薦めです。日本のビールも置いてます。特にマルセイユ生活が長くて日本食に飢えている方にはお薦めです。(Vieux Port  には寿司屋以外の日本食店はありませんからね)。Notre Dame du Mont のレストラン街をうろうろしていると見つかります。ついでに Blog もやっている様ですhttp://ameblo.jp/okkasanmarseille/

もう一つ Notre Dame du Mont でお薦めの店は Le Goût des Choses です。所在地は 4, Place Notre Dame du Mont 13006 Marseille です。この店は料理もワインも美味しくてお薦めです。Notre Dame du Mont に来たら是非寄ってみて下さい。
トリップアドバイザーにも紹介が出ています http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187253-d2235743-Reviews-Le_Gout_des_Choses-Marseille_Bouches_du_Rhone_Provence.html

さて Vieux Port 周辺で地球の歩き方に乗ってないお薦めのを二軒ほど紹介します。

先ずは Le Part des Anges。

画像

此処は気さくなワインバーで、常時赤白夫々10種類以上のワインをグラスで出しています。主に南仏のワインが中心なので、ボルドーやブルゴーニュと違った南仏ワインを味わいたい方にお薦めです。所在地は Rue Sainte, Marseille, France (Saint-Victor) でトリップアドバイザーに紹介が出てました http://www.tripadvisor.jp/Restaurant_Review-g187253-d919163-Reviews-La_Part_des_Anges-Marseille_Bouches_du_Rhone_Provence.html

最後は Ambassa de Bretagne 場所は 43 rue Sainte 13001 Marseille です。此処ではガレットが食べれてシードルが飲めます。どちらもブルターニュ地方の特産ですね。あと、鴨も美味しいです。web page も持ってるみたいです http://www.ambassade-de-bretagne.fr

以上、地球の歩き方には書いてない美味しい店でした。

フランスにも錠前屋はいる

やってしまいました!鍵の閉じ込み!

こちらの家の鍵は日本と違ってドアを閉じると自動的にかかります。つまり鍵を持たずに家から出てドアを閉めてしまうともう家には入れません!うっかりこれをやってしまいました。家族が居るなら家族が帰ってくるまで待てば良い訳ですが一人暮らしだと完全にアウトです。

慌てて同じ建物の一階のカフェのおじさんに泣きつきました。ネットで探してもらったところ、幸いにして日曜も営業している業者があるとの事(今日は日曜日です、最悪!)早速電話してもらって30分後に錠前屋に来てもらいました。この時はフランスにも錠前屋があって良かったとつくづく思いました。日本と同じサービスが必ずフランスにある訳ではないですからね。

さて錠前屋が来ると最初はドアの隙間にプラスチックの板を差し込んで、それで鍵を開けようとしていました。こちらのドアは内開きなのでそんな事が出来るのですね、日本のドアは外開きなので外からそんな事をしても開きません。ですが暫くやってみて上手くいきません。結局ドアの脇にドリルで穴をあけて、そこからドラーバーを突っ込んで開けてくれました。これもドアが内開きだから出来る方法ですね。

さて家に入って、当然鍵の閉じ込みを装った泥棒ではない事を証明する為の身分証の提示位は求められるものと思っていましたが、そんな事は何もありません!ただ料金の請求書に署名しただけです。そんな事ってありですか?フランスってこんなもんなんですね!日本で鍵を無くした事が無いので日本での状況は知らないのですが、余りにも簡単すぎますね。

最後に料金が150ユーロもして結構高いなと思いましたが、上記の様に泥棒だった場合にそれを助けたとして訴えられる場合に備えての保険もかかっているのかなというのが推測です。もしそれすら無いとしたら何ともお気楽な錠前屋ですね。

街が遊園地

画像画像画像画像

画像

フランスの子供は普段遊園地で遊ばない様です。街の中心 Place du Génétal du Gaulle にメリーゴーランドが一つありますが、それ以外に遊園地があるという話も聴かないし、Euro Disneyland は不振だそうです。

ですが、クリスマスのこの時期、Marseille の街中は遊園地になります。街角の広場には特設のメリーゴーランドやその他の遊具が突然現れ(中にはフライトシュミレーターみたいなものもあります)港には観覧車が姿を現します。そしてお約束は屋台の夜店。日本と同じ様にりんご飴や綿飴を売っている店や UFO キャッチャーや輪投げまであります。

普段は遊園地なんかに行かないけれど、年一回のお祭りの時だけ遊園地を楽しむ、って言うのがフランス流なんですね。画像画像画像画像画像

Santons 人形市

画像

画像画像

港の近く、Place du Génétal du Gaulle で Santons 人形市が開かれています。

最初外からパッと見夜店の様に見えたのですが、中に入ってみると人形屋さんが並んでいます。これは何かな?と入り口の上の方を眺めると Foire aux Santons と書かれています。そうですMarseille では Sanntons 人形市が開かれています。

Santons 人形は Provence の伝統で、フランス革命の時から作られているそうです。なんでも、教会でのミサや宗教行事を禁止され、各家庭でこっそりとクリスマスのお祝いをする為に「小さな聖人」という名前の土の人形を飾り始めたのが始まりだそうです。貧しい羊飼いや農民など Provence 地方で暮らす様々な村人たちの中にマリア様やロバ、羊などの登場人物を紛れ込ませたそうです。

一口にクリスマスと言ってもフランス全土で一様ではなく、Provence には Provence の伝統があるのですね。

三連休

明日から三連休です。

例によって例のごとく直前になるまで気が付かなかったのですが(今回は一週間前に気が付きました)明日11/1日(金)は諸聖人の日で祝日です。それで三連休になります。さすがに一週間前に気が付いたのでは予定が立たないのでどこにも出旅行へは行きませんが、実は来週末も三連休です。11/11(月)が第一次大戦休戦記念日で(何故か戦勝記念日ではないんですね) 、週末から月曜にかけて三連休です。ここはしっかりボルドー旅行の予定を立てました。

今年はフランスでは月曜日が祝日になる事が多くて三連休が多いですね。国民の祝日に関する法律なんてものが無くてもちゃんとバカンスには行くのがフランス人、この連休もみんな有効に利用しているんでしょうね。

フランスのキャバクラ

今晩はうっかりフランス版キャバクラらしき物に足を踏み入れてしまいました。

バー(の様な店構えの店の)の入り口で中年の女の人が、「ちょっと寄って行きませんか」と声を掛けていました。日本でも居酒屋の前で客の呼び込みをしていたり割引券を配っているのはよくある事なので、そんなもんだと思って中に入りました。ところが、その声をかけて来た中年のおばさんも一緒に中に入って来て私が飲み物を注文するのに合わせて自分も注文するではありませんか!しかもバーテンダーは二人分を私に請求します。この時点でここはキャバクラだと理解しました。しょうがないのでそのおばさんの飲み物も払ってやって、その後どうでもいい話に付き合いました。はっきり言って40代後半のおばさんと英語で話しても楽しい事は何もありません。

更に、シャンパンもあるよとか言ってきますがとんでもありません、面白くもない話の相手をするのになんでそんなにお金を払わなきゃいけないか理解できません。それは断って暫く相手をしていたら、むこうは飲むペースが早くてもう一杯飲むと言い出します。こっちは飲み物が未だ三分の一残っているので、もう帰るとも言えず飲ませてやりましたが、今度は高い酒を注文して凄い代金を取られました。

最後は、自分の酒が亡くなった時点で、もう帰ると言って出てきましたが何だか金の無駄をしただけでとてもむなしいいです。

キャバクラみたいな、酒の相手をするだけで、大して楽しくもないサービスをして高額の代金をぼったくる店は日本だけだと思っていたのですが、フランスにある事を知って騙された気になりました。やっぱりサービス業は、提供したサービスに見合っただけしか代金を取ってはいけないですよね。女がサービスしているというだけで大したサービスも提供しないでぼったくるのは資本主義の精神に反します。ほんと無駄金を巻き上げられました。

アラビアリュート

夕べ晩ご飯を食べたレストラン(安いので日本の感覚では定食屋?)でアラビアリュート(wikipedia ではウードと書いてあります。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A6%E3%83%BC%E3%83%89 )の奏者と一緒になりました。

日本ではたまにルネッサンスリュート(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AA%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%88)の演奏会を聴く機会がありますが、アラビアリュートは初めて見ました。

演奏と歌を聴かせてもらったのですが、普段聞き慣れたヨーロッパ音楽とは全く違った感じでとても面白いです。解説を聞くと、半音ならぬ四分の一音があるそうで音階がしようの物と全く違う様です。と言っても音感が無いので演奏を聴いていてもどれが四分の一音なのか分かりませんでしたが。結構大きくビブラートをかけるので、四分の一音なんてその範囲に入ってしまいそうな感じでした。

ちょっと触らせてもらったところ、ギターとは反対に高い弦が下に低い元が上に張られていました。フレットが無いので素人にはギターより演奏が難しそうで、子供の頃からアラビア音楽に触れていないと大人になってからでは演奏できる様にならないと言っていました。やはり四分の一音があるからでしょうか。

さすが Marseille はコスモポリタンな街で、特に北アフリカや中東に開かれているだけあって、アラブ系の文化が街にあふれていますね。